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昔の文字書きの血が滾ってすこしずつタイマンSSを書いてるので
ちょくちょく公開していく計画^p^


アルタさんとマルスの小話。
オヴスクの勝手な捏造入っててすみません…
小話だと思ってスルー推奨。






オヴスクリートの者は集落で育ち、何かの弾みで外にはじき出されたものばかり。
故に自家は持たず本部で寝泊りするものも何人かいる。
ほとんどそうだというべきか?


「マルスさん」

「…アルタか。寝てはいなかったのだな」


遅くまで作業が長引いてしまい深夜にやっとひと段落ついた。
本部のカーテンを閉めて回っているとアルタがまだ起きていたらしく廊下ですれ違った。


「…珈琲でも入れようか、広間まで行こう」


最近間髪入れずに任務に出てしまうのだが、暗殺任務だけは避けていると聞く。
一度向かい合うべきだとは思っていた。


*


「…ありがとうございます」

「某は回りくどいことは好かぬ…その刀、最近抜いておらぬな?」


しばらく黙ってしまったあと、小さい声でアルタはこういった。


「なんのために殺さなきゃだめなのか…って、迷っちゃうんです」


それっきり黙ってしまったので何も言わずに珈琲を少し飲んだ。
自分の中でどういう言葉をかければいいのかこの頭でぐるぐる考えてたのかもしれない。


「…ときにアルタ、そなた知る親族は母一人なのだったな?」

「…はい…そうです、けど…」


親族、と言葉がでるとアルタはすこし眉をひそめていたが
気にしてると進まないので見て見ないふりをする。


「ならば…オヴスクリートはそなたの第二の家」

「…」

「某はそなたの父なる者。ここに出入りする者たちみな、そなたと血を分ける兄弟だという事を忘れるな」





すこしびっくりした顔をしたあとに、ふっと彼から笑みがこぼれた。
これが見たいためにこの唇はこの言葉を吐いたのだと思うと少し苦笑が漏れた。






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第二の家、と「そなたの父なる者~」のくだりを言いたかっただけ^p^
いやおまえアルタさんとあんま年かわんねぇぞと。いいたい。www

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